半隠居生活を目指します
50代生き方

想いの形を柔軟に変える

義実家にはなかなか帰れない

なすおやじ:52歳
なすおやじの父:84歳

なすおやじの生まれ故郷はウチから遠いです。

なすおやじは転勤となり、
実家に帰る為に乗り継ぎが必要になりました。

必然的に、帰る為の時間がかかるようになりました。
だから今までの様に、なすおやじは実家に帰ることが出来なくなりました。

前職に比べてお休みが激減したからです。
更に転勤となって一年前からシフト勤務となり、
暦通りのお休みではなくなりました。

そういう訳でなかなか帰れなくなったのです。
それまで子供達の受験の年以外は、必ず年1回は帰っていたのですが。

高齢になると別れを重ねて気弱になる

結婚した頃は60歳前後だった義両親も
この20年余りの期間に

兄弟が亡くなったり
同年代の有名人が亡くなったり
近所の知人が亡くなったり・・・・

一人・また一人旅立っていくにつれ
「物悲しい・寂しい」気持ちが
心の隙間に少しずつ入り込んできているように思います。

若い頃出来ていたことも、少しずつ不便を感じるようになり
遂には出来なくなっていきます。
そんな時にまざまざと「老化した現実」をみせつけられるし、
そんな自分に寂しくなるのでしょう。

義両親は仲が良いです。
支え合って生きています。

そんな充実した夫婦生活を長年送っているからこそ、反対に・・・
どちらかが欠けてもおかしくない所まで来ている自分達の
そうなった時の想像を、否が応でも考えてしまうのでしょう。

そんな時に自分の遺伝子に会えるという事は
心の隙間に入り込んだ負の気持ちを
吹き飛ばしてくれるパワーが有るのだと思います。

私は父が17年前に亡くなりました。
その時に、真の意味で思い知りました。
生きているから文句も言えるし、喧嘩も出来る」という事を。

だから、なすおやじには常日頃から言てきました。
時間見つけて実家に帰った方がいいよ」って。
なすおやじも、その事はよく理解しています。それも手伝って、
故郷に帰りたい気持ちが募っているようです。

苦肉の策は息子を帰す

理想と現実が乖離していて・・・・
どうしたらいいかな・・・
って考えてました。

そうだ、なす太郎を帰そう。

なすおやじは一人息子で、跡取りです。(注:名家ではありません(笑))
その遺伝子のなす太郎は、「なすおやじの立派な代役になるのではないか?
と考えました。

その時、息子は友達と県内の旅を計画していました。
行き先を考えている最中でした。

奇しくも。それはなすおやじの故郷でした。
でも・・・・
そうなったら友人達を優先してしまい、なすおやじの代役は務まらないと思います。

その事をなす太郎に伝えると、
素直に了承して友達よりも、なすおやじの想いを優先してくれました。
(結局、友人達は違う場所に行く事になったそうです(^_^;))

なす太郎は釣りが大好きで、中学生の頃の夢は漁師でした(^_^;)
義父もなすおやじも釣りが大好きです。

今まで、義父はなすおやじと釣りに行く事で「心の隙間」を塞いできました。
今回、なす太郎がなすおやじの代役を立派に果たしてくれるはず。

想いの形を柔軟に変える

「自分の想い通りになる」という事は本当に恵まれた幸せな事だと思います。
そう出来ない場合の方がむしろ多いかもしれません。

そんな時は、
気持ちの形を変えて落とし所に着地する
という切り替えが必要なのかもしれません。

義両親は相当喜んでいるという事は、義妹や従姉から聞いています。
「なす太郎が帰る」と電話した日に、釣りの餌を買いに行ったそうですから(笑)

私達の意図は多分、義両親には伝わっていないと思います。
それでいいです。
なすおやじ・私はそれで大満足です。

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ABOUT ME
看護師なすりん
看護師になって約30年です。 家族4人(夫:なすおやじ)・子供(なす子・なす太郎)です。 子供に手がかからなくなり、自分の時間を楽しんでいます。
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