根拠が無い自信でも大丈夫
根拠が無い自信でも大丈夫････
そう教えてくれたのは、息子のなす太郎です。
私は何事にも根拠を求めて生きてきました。
それが自分にとって妥当性が有るか見極めて･･･
前に進むか違う道を模索するかを
納得して決めたかったからです。
そして「違ったかな？」と感じた時、
その時点でどうすればいいか情報を集め
今までの経験も加味し
根拠を明確にして進んできました。
それを是として生きてきましたが････
根拠の無い自信でも大丈夫
という事を、昨日実感しました。
なすおやじとなす太郎
私の周囲は根拠重視で生きている人が殆どですが････
違う人が数名います。
ズバリ なすおやじとなす太郎です。
なすおやじの根拠の無い自信には本当に驚かされました。
同郷の女友達にも････
「なすりんさんには悪いけど･･･なすおやじの、
あの根拠の無い自信はどこから湧いて出てくるんだろうね～(笑)」
なんて言ってましたから(^_^;)
なす太郎も然り。
私は学校での成績にずっと苛立ちを感じてました。
高校3年生までです。
「今回のテストは大丈夫」
「今回は赤点は無いと思う」
なんて言いながら････
いつも赤点有りのビリから２～３番。
しかも、
試験を全部受けられなかった生徒や
不登校の子を鑑みると･･･
実質ビリなのです。
それでも平気なのです。
就職には関係ないと。
俺大丈夫だから････と。
幼い頃から根拠が無くても、自分は大丈夫
そんなスタンスのなす太郎に、
若かった私は苛立ちを感じていました。
なす太郎のいい所を
感じさせなくなるぐらい････
なすおやじは一先ず会社勤めを人並みに出来ているから良いとして････
なす太郎に対して不安しか有りませんでした。
でも･･･
今ならわかります。
取り越し苦労だったという事を。
根拠の無い自信は自己肯定感の表れ
私は気付きました。
自信って理屈じゃなく、
なんとなく大丈夫って思える時も有るし････
私の根拠の尺度と････
なす太郎の根拠の尺度
の違いに過ぎない
という事を。
更に･･･根拠の無い自信って
確固たる自己肯定感の表れなんだと。
そして、自分の事を大好きで大事にしている人だと。
これって本当に凄い事だと思います。
自己肯定感と我がままは違います。
この違いを子供に理解させるのは難しいです。
我が家では親の都合で
約束を反故にしたり････
嘘をついたり････
子供に謝らなかったり･･･
そんなことは一切しませんでした。
そして自分を大切に、命を大切にする事を
ずっと言って聞かせてきました。
それがこの事に起因しているかはわかりませんが、
有難い事に･･･
なす子もなす太郎も
自己肯定感は根付いているようです。
「私って凄くない？」
「今日の俺、マジでイケてない？」
って口々に言ってますから(^_^;)
子供は思ったより成長している
成績が悪くても危機感が足りなく････
自己肯定感だけが強い息子に
幾度となく気を揉み、苛立ちを感じてきました。
専門学校1年生ももうすぐ終了する、なす太郎。
19歳にしてようやくスイッチが入ったようです。（昨日）
今まで･･･
私が探しまくって
見付けたら力いっぱい押したい
そう思っていた「やる気スイッチ」
なす太郎自身の手で、ようやく押してくれました。
私があんなに気を揉まなくても、
子供は子供なりの根拠が有って
個々のペースで成長していた事に気付かされました。
そして「やる気スイッチ」は
なす太郎の為に押したいのだと思っている
と思ってましたが、
実は自分が安心したいから押したいだけだったのかもしれません。
親の目から見て
根拠が無い自信のように映っても････
子は子なりの考えが有り
それが裏付けとなっているのだと思います。
その自信が損なわれないように
沢山応援してあげたいと思います。
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