健康寿命を意識して、人生を楽しみます
50代生き方

宅急便でコロナワクチンが到着した

コロナ接種会場になりました

我がクリニックは「医療従事者のコロナワクチン接種会場」となりました。

合計36名受け入れる事になりました。ウチの院長と奥様(医師)に加え、近隣の歯科医院・調剤薬局・訪問看護ステーションの方です。

たったのと言えば・・・たった36名です(^_^;)院長が去年の年末、医師会からの協力要請で50名程度で申請しました。

当初、院長の算段では当院で接種希望する人は5名もいないはずでした自分と奥様がこのクリニックで打てればいいと思っているのがバレバレでした。

あわよくばワクチンが余ったらニートの子供二人を職員に仕立て上げ、医療従事者枠で先行接種出来ると考えていたことが明るみになりました(--;)院長が自分で言ってましたから(--;)

自分さえ良ければいい精神が露呈され、わかっているけれど毎回目の当たりにするとあまりいい気持にはなれません。まあ、院長が社長で私達は院長の指示に従うしかないのですが(-_-;)

ワクチンの取り扱いに緊張する

被接種者が医療職というだけでも緊張するのに、ワクチンの取り扱いの不備が連日のように取りざたされて緊張度が増していきました。

例えば・・・・空(空気)のワクチンを打っただの、生食を打っただの、期限が切れて廃棄しただのです。

私達の中で一番の懸念は1.8ccの生食で希釈して0.3ccずつ6本セットで出来るのかと、粗雑にすると廃棄になるぐらい繊細な取り扱いを要求される所です。

通常 注射器や注射針には死腔が有るので薬液をセットする時に、必ず空気が入ります。その部分の空気を抜く時は注射器の筒側を弾いたりしながら空気砲を上部に移動させます。

だけど、このワクチンは繊細で弾いたりなんか出来ません。そんなことをするとたちまち効果が無くなり廃棄処分となります。

本当に空気を入れないでセットすることが出来るかが相当不安でした。今までものすごい数の予防注射を準備してきて、そんなことが出来たことは殆ど無いからです。

一般的に稀釈や溶解が必要なワクチンは大目に入っています。大体0.7ccでで希釈して0.5ccセットするという品が多いです。

多めに入っている理由はさっきの話にも通じるのですが、薬液を1滴も無駄にせずに空気を抜くという事が至難の業だからです。その為、1バイアルに必要量以上の量が入っているのです。

ごくまれに注射器と注射針の接続が甘くて漏れそうになったり、薬液をセットする時に針が曲がってしまい針の交換をしたりする時が有るぐらいで本当は0.7ccも必要ないと思います。

でも、0.2ccの後ろ盾が有るいつもの予防注射と1滴も無駄に出来ないコミナティ(ファイザー製・新型コロナワクチン)とではストレス度が全く違っています。

説明書やコミナティの説明会資料を読めば読むほど緊張してきました。

ウチは1回につき36人分なので6本配給となります。私は正しく教育を受けた医師会か行政の人が厳重に配給して回って下さるものとばかり思っていました。

宅配の兄ちゃん登場

だけど・・・実際持って来てくれた人は宅急便の兄ちゃんでしたΣ( ̄□ ̄|||)

しかも!保冷バックを無造作にひょいっと肩にかけて、注射器などが入っている袋を抱えて、走りながらやって来ました(@ ̄□ ̄@;)!!

おい!おい!兄ちゃん!転んだらどうするかーい!

まあ実際、そのバックの中で転がったりしないように固定された状態で管理されていましたが(^_^;)

でもさ、宅急便の兄ちゃんが転んだり粗雑に扱いコミナティに衝撃を与えても証拠は無い訳ですよね(--;)神様と兄ちゃんとの秘め事になってしまうと思われる(--;)

もう性善説で「きっと大丈夫!」と信じて受け取るしか有りませんでした(^^;)ちょっと拍子抜けしてしまいまいました(^^;)

宅配の兄ちゃんは兄ちゃんなので、私達看護師は看護師としてマニュアル通り衝撃を与えず・出来る限り遮光を守り業務を遂行するのみと気を引き締める事でした。

本当に1バイアルで6本準備出来るのかな~(;´・ω・)緊張しすぎて手が震えて落としたりしないように気を付けないと(;一_一)

それより何よりも、アナフィラキシーショックの対応をする事無く無事に終了します様に!!

応援して下さる方はよろしくお願いします。皆様も素敵なブログに出会えます様に!!
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 50代の生き方へにほんブログ村 ライフスタイルブログ 50代セミリタイア生活へにほんブログ村 資格ブログ 医療・福祉系資格へ

ABOUT ME
看護師なすりん
看護師になって約30年です。 家族4人(夫:なすおやじ)・子供(なす子・なす太郎)です。 子供に手がかからなくなり、自分の時間を楽しんでいます。
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。