先日、この様な記事を書きました。
心に余裕がなかったフル勤務時代
我が家の子供達・・・
なす子21歳、なす太郎18歳、大きくなりました。
この間、沢山の時間を共有し沢山の学びを得ました。
私はなす子が小学5年生までフル勤務で夜勤もこなしていました。
子供たちの学校の係りや地域の子供会の係り、勤務先での係りなど・・・・
言い訳になるのですが、
本当に自分に余裕のない毎日でした。
一生懸命の心で生きても心に残っている事
「一生懸命の心で生きていきたい」
これが私のこれまでの座右の銘でした。
この言葉が座右の銘になったのは25年ぐらい前からでしょうか・・・
これも昨日のブログでも記載しましたが、
患者様が教えて下さった事です。
「あの時○○しておけば良かった。」という後悔の言葉を、
私はいったい幾度聞いてきたことでしょう。
その言葉を聞いたときに、
「こんなにも沢山の患者様の最期に思う事が同じなんて・・・。これはきっと自分にだって言いえる事だ。」
そう受け止めました。
やらないで後悔するよりやって後悔する方がいい。
そこに有る結果を学びに変えられるから・・・
そういう思いで生きてきました。
自分の事なら、
「あー失敗したな。今度からこうしよう。」
と思えるのですが、
誰かを巻き込んでしまう時はそれだけでは済まされません。
そんな時は・・・
これまでの私は素直に自分の非を認め謝罪するしか無いと思っていました。
時は流れてしまうからです。
時間を遡る事は出来ません。
心を込めて謝罪して許してもらえなかったら、
それは自分が悪いししょうがない。
そう思う事で処理してきました。
娘との会話の中での気付き
でも先日、なす子と話していて気付いたのです。
なす子は教育大で学び、先日実習が有りました。
そこで学んだ事や感じた事などを話してくれました。
子供達がしてくれた事や嬉しかった事も。
それから、録画していた実習の様子を見せてもらいました。
なす子は子供達に、些細な事でも沢山褒めてあげています。
子供達は嬉々としていました。
その時に、私は衝撃を受けました。
なす子から「お母さんは褒めてくれない。」と
ずっと言われていたからです。
振り返ると、私はなす子の事を殆ど褒めてあげていませんでした。
クラスの係りや勉強、
日々の小さな事を話してくるなす子に「すごいねー!」と言ってはきました。
だけどそこに私の心が足りなかったのでしょうね。
「すごいねー!」と言いながら、色んなことを考えていました。
(あー明日の病棟は入院が4件あるから、私が2人取らないといけなくなるかもしれない。緊急入院入りませんように。)
とか、
(なす太郎の漢字力テストがまた来る~。又 一緒にやらなくちゃいけないし・・・何回一緒にやったら合格点の90点が取れるだろうか・・・)
などなど。それがなす子に伝わっていないはずがないですよね。
きっとなす子は自分があまり真の意味で褒めてもらえなかったから・・・
自分が関わる子供達には沢山心を込めて褒めてあげようと思ったのだろう
と思いました。
今なら・・・
心の余裕の有る今、
なす子がそばに居たらもっともっと心を込めてもっともっと沢山褒めてあげれるのに。
今更ながら泣けてきました。
時は流れてもやり直せる
でも・・・
その幸せ溢れる動画を見ながら、ふと気付きました。
「時は流れてもやり直せる」と。
心に余裕がなくなす子の事は褒めてあげられなかったけれど、
なす子がいつか結婚して(出来るかわかりませんが(^_^;))子育てをする時、
私のように自分の心を見失う事の無いように・・・
なす子の子育てをサポートしてあげればいいんだ。
なす子が「なす子の子供に向き合って、心を込めて褒めてあげられる環境」を作れるように支援する事が、
私がなす子に褒めてあげられなかった償いにしたい。
なす子が発する「なす子の子供への誉め言葉」は、
私がなす子へかけた言葉だと受け止めてほしい。
そう、なす子へ伝えました。
ちょっと涙流しながら・・・今も泣いてますけど(笑)。
なす子は静かに聞いてくれて
「ふふっ。」
と恥ずかしそうに笑いました。
その時に、とても救われた思いがしました。
時が流れてもやり直せると気付いた瞬間でした。
周りを巻き込んだ後悔したことも、時が流れてもやり直しが出来る・・・
そう子供に教えられて元気をもらった出来事でした。
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