母から学んだたった一つの学び
母との関係は
けして良好とは言えませんでしたが････
子育てをする上で、
母を見習いたいと思った事が1つだけ有ります。
それは「子供をたたかない」
ということです。
母がたたかなかった理由は聞いてません。
話の中で
「お母さんは姉ちゃんとなすりんを大事に育ててきた。
一度もたたいたことはない。」
と言っていたので･･･
母の中では･･･
子供を大事にする＝たたかない
だったのかもしれません。
たたかれないで育ててもらえたことは有難かったと思います。
もしたたかれていたら････
生きていく上で肝心な物事の善悪を学べず･･･
どうやったらたたかれなくて済むだろう
そればかり考えて･･･
自分の事しか考えられない･･･
ずるい人間になっていたと思ったからです。
「子供をたたかない」という事
私は親からたたかれたことが無かったので、
それが普通だと思っていました。
だから、気にも留めないで成長しました。
でもそれが･･･
普通ではなかったのだと知ったのは
なす子が生まれた頃でした。
なすおやじが
言う事を聞かないなす子をたたこうとした時です。
なすおやじはたたかれて育ちました
なすおやじの幼少期は･･･
遊んでばっかりで宿題もせずに怒られてばかりだったそうです。
義両親は共働きだった為
なすおやじは自由でした。
だから
毎日釣りに行ったり･･･
海で泳いだり･･･
で成績はビリに限りなく近かったようです。
（この辺り････なす太郎は100%受け継ぎました(´;ω;｀)）
成績が悪いと
ガハー（げんこつ・方言）
を何度も食らわせられた
と言ってました。
宿題をやらなかったり･･･
親の言う事を聞かなかった時も････
ガハーを食らったようです。
なす子をなすおやじがたたこうとした時
私はびっくりしました。
「止めて！！」
と思わず叫びました。
なす子はまだちびっ子で････
まだまだ分からないことがたくさんある時期だったのです。
私は親からたたかれた事が無かったので、
「言う事を聞かなければたたく」
という概念が全く有りませんでした。
その時の
胸のドキドキ感は
今でも忘れられません。
たたかなければわからない
なすおやじは･･･
たたかなければわからない。
たたかれて初めて悪い事だったんだて気付くんだ。
自分も親から殴られて育ってきた。
でもそれだからといって、親を恨んだりしていない。
自分が悪かったから殴られただけなんだから･･･
そう言いました。
それを聞いてものすごく残念な気持ちになりました。
私の想いは違う
そんなの･･･
これが悪い事っていうのを
たたかれなくちゃわからないなんて
親の都合と思い込みだと思う。
たたけば子供は黙るから簡単だよ。
でも
痛い思いして、それでこれが悪い事って思わせるのはおかしい。
なす子は人間なんだから！！家畜じゃないんだから。
どんなに小さな子でも、
きちんと向き合って話をすれば･･･
きっとなす子もわかってくれると思う。
そうなすおやじに話しました。
夫婦で話し合った結果
私の想いをなすおやじは尊重してくれました。
なすおやじにとっては不本意だったと思います。
でも･･･なすおやじは結局
子供達に一度も手を挙げたことは有りませんでした。
ママ友に聞いて驚いた
子育てをする中で、ママ友と話をする時に
「ウチでは子供をたたいたことが無い。」
っていったらものすごく驚かれました。
というか･･･
私が反対に驚きました。
ママ友の殆どが･･･
子供をたたいたことが有ったからです。
「え？どんな時にたたくの？
どこをたたいていいかわからない。どこ？おしり？」
と思わず聞いてみました。
「そこに頭が有ったら頭をたたくんですよ！」
と言ってましたが･･･
なすおやじの実家だけじゃなかったんだね･･･
たたく親って･･･
なす子が中学生の時
突然、なす子から
「お父さんもお母さんも、私達の事たたかなかったから良かった。」
そう言われました。
「どうしてそう思ったの？」
って尋ねたら･･･
「だって痛いし（笑）」
そこで話題は流れて行きました。
だからそこでその話は終わりだったのですが･･･
そんな話題が出るという事は
学校で「親がたたく」
という話題が出たのかなあ･･･
と勝手に思う事でした。
それに･･･
そうだよね。
痛いよね～。
子育ての仕方は人それぞれ
親は子供へ無償の愛を注ぎます。
その表現の方法は多岐に渡ります。
「たたくのもしつけ」
という人もいるだろうし、
それは、それなりの理由が有るのだと思います。
各家庭の教育方針を、私は否定するつもりは有りません。
でも
我が家の子供達から
たたかなかった事を有難られているし･･･
とにかく
仲良く4人で過ごしているので･･･
我が家は叩かない育児で良かったのだと思いました。
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