母との会話の中で・・・
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先日、母との会話の中で、問題の本質を見極める力について考えさせられました。
母は情動的に生きている人です。
自分の考えが正しくて、そこから逸脱していれば間違いの烙印を押されます。あくまで、母の主観なのですが。
そして相手を激しく否定します。
別に今では母に認められなくても、私が納得していればそれでいいと思えるので嫌悪感を抱くことは無くなりました。
でも、どうしてそういう思考になるのかが謎過ぎて考える事でした。
母は大家
母は大家業をしています。
大家業と言っても1階がテナントで3階に2DKが2部屋です。実家は2階で、小さな鉄筋造りの家です。
建て替える前の実家は築年数が古く老朽化が進んでいたのですが、貯金が無く建て替えるお金が無かったので、家賃で家のローンの支払いに充てる為の大家業でした。
私の目から見て母は賢い人ではありません。
家を建てるのに合い見積もりもせず、言われるがままの金額で契約しました。
間取りは風水にこだわって、なんとも使い勝手の悪い間取りになっています。(これは私の主観(^_^;))
しかも、クオリティー的に建売並みです。(これも私の主観です(^_^;))
台所は極狭だし、流しはウチの公団規格と同等の幅なのにコンロが3口なのです。調理するスペースが狭くてまな板も普通に置けないのです。
更に当時祖母は80歳を超えていましたが、扉の考慮が全くなされていないのです。
ウチはトイレや風呂をリフォームする時に引戸にしてもらいました。ウチの開き戸はお勝手口だけです。
高齢者は開き戸を開閉する時の背筋保持が難しくなるし、将来介助が必要になった時などドアの間口が広い方が介助しやすいからです。
間取り等はともかく、私はこの建築業者を初めから、うさん臭く思っていました。
建築業者の闇
うさん臭い理由は基礎工事です。
「この建物は何階建てが建つの?って何回も聞かれた。3階って言ったら、みんなが驚いた。5階建てでも建つのかと思ったって。」
母が嬉しそうにこう言った時です。うさん臭いと思ったは。母は頑丈に建ててもらえると喜んでいましたが。
私は3階建てには3階建ての基礎工事で十分だと思うのです。それを必要以上にするという事はどこかで予算を削らなければ採算が合いません。
それに基礎工事って通行人には目につきます。だからすごくしっかりと基礎工事をしてくれる良い業者と思う人の方が多いと思わされます。母もその一人だったし・・・・。
で、私の予感的中でした。杜撰な会社だったのです。
しかも、引渡しから2~3年後に倒産したのです。私は計画倒産だったのではないかと思っています。
それは倒産してすぐに、同じ屋号で又建築業を始めたからです。
倒産していたら、欠陥住宅の責任を問われることが出来ないですからね。私の想像が現実のモノならば、相当悪徳建築会社です。
結局後から後からヤバい箇所が出てきました。
駐車場にひびが入ったり→セメントの量が足りないらしい
3階が異常に暑い→屋根に防水工事がなされおらずセメントのままだった
外壁のタイルが浮いてきて落下しそうな箇所が有る→杜撰な外壁工事・・・・等々
浮いている外壁タイルが落下して通行人に被害が出るかもしれないという事で、大体的な補修工事をする事になりました。
もう8年ぐらい前の話でしょうか。
その後も出て来た欠陥
去年の暮れにも、2階階段の踊り場の窓付近から水が漏れていると母から相談を受けました。
なすおやじの仕事の関係でお世話になっている業者の中から2社ピックアップして合い見積もりをする事になり、S社に決まりました。
他社は値段も倍以上だったし、母は思ったよりも相当安く仕事も丁寧だとS社を大変気に入ったようでした。
ウチもその後にベランダの防水工事をしてもらったので丁寧なのはわかります。しかも作業詳細を写真付きで冊子にして請求書に添付してくれたので信頼することが出来ました。
この大きな工事を2社に依頼し前社への不満を爆発させたのです。
そもそもの発端
そもそもの発端は、母の貯金についての話からです。
緊急時にどこに通帳が有るか・キャッシュカードの暗証番号などを母に聞かされている時に、ちょっと気になっている事を母に尋ねました。
1階テナントの敷金を外壁工事の時に使い込んでしまっていたのです。その補填はきちんとしたのか確認しました。
そうしたら、逆切れして母の言い分を必死に訴えてきました。
「そんなん有るはずが無い。外壁工事に350万もした。その時にお金を搔き集めるしかなかった。」
「S社はみっちり工事を朝から晩までしてくれた。1日中しっかりとウチだけをやってくれたけれど、外壁工事の時は1日に2時間ぐらいしかしてくれなくなかった。」
お金が無い言い訳から、今度は外壁工事会社への不満を爆発させました。
「一日中、キッチリしてくれたら良かったけれど、ちょろちょろ来て、工事してくれてるのかと思ったらもう帰ってたり・・・。」
「今日来てくれたかと思うと、しばらく工事に来てくれなかったし。」
「一日8時間、みっちりしてくれなかったし、そんな調子で350万もしたし。」
「S社はしっかりと8時間みっちり仕事をしてくれた。満足のいく仕事をしてくれた。」
矢継ぎ早に言い浴びらされました。
ねえ母さん、問題の本質は何処に有るの?
それにね、I君は良心的で腕の立つ職人だよ。
母が発注した外壁工事会社は、なすおやじの同郷の友人I君の会社だったのです。
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