半隠居生活を目指します
50代生き方

【七夕】印象に残る願い事

もうすぐ七夕

もうすぐ七夕ですね~。

早いわ~。もう今年も半分過ぎたって事ですよね。びっくりします。

全国的に7月7日が七夕の日となっていますが・・・当該県は8月7日に七夕まつりをします。理由はわかりませんが(^_^;)

私は今まで色んな所で七夕飾りを作ってきましたから、思い出が沢山有ります。

幼い頃の七夕祭り

小さい頃は、近所の「桃山堂」という文房具を置いた書店にが売っていて・・・・

6月の中旬辺りから、50円もらっておやつを買いに行く途中で「桃山堂」をチェックしていました。

店頭の大きなバケツに鮮やかな緑色のを見つけると「わあ!もう笹が出とる!」とワクワクしたものです。

母は「日本の文化」をものすごく大切にしてくれる人でした。勿論、七夕もです。

色とりどりの折り紙を使って、飾りや短冊に願い事を書くのがお楽しみでした。

成長と伴に、願いの内容が変わっていきましたが・・・・・

ただ一人、母だけはいつも同じ文言でした。「宝くじが当たります様に!!」って(^_^;)

飾りや短冊を真剣に作って織姫彦星の話を真に受けていた幼い頃の思い出は、今となっては私の大切な思い出の一つとなっています。

今まで出会った数々の短冊

今まで沢山の短冊を書いてきたし、見てきました。

看護学生の時も寮で七夕まつりをしていました。みんなの願いはただ一つ!「国家試験、全員合格」です。

でもね、何枚も書いてよかったから・・・「ソミュール(ヴィトン)がもらえますように♡」とか書いてる短冊も有りました。バブル絶頂期だったしね(笑)

なす子やなす太郎が小さい時は、なすおやじが山から笹を勝手に拝借して(時効(笑))4人で飾りを作ったものです。

その時にね、書いた私の短冊の中に・・・・「宝くじが当たります様に」も有りました。やっぱり母の娘と再確認しました(苦笑)

子供達の願いは、本当に癒しでした。なす太郎なんて「つよいかぶとむしになりたい」でした(^_^;)

なす子に無理だよって言われたあの日が本当に懐かしいです。

職場でも七夕まつりをしていました。入院されている患者様に「季節感」を味わっていただく為です。

無機質な廊下に似つかわしくない、青々とした笹に飾られた数々の短冊は・・・・

「早く退院出来ます様に!」
「手術が成功します様に!」
「病気が良くなります様に!!」

このような内容ばかりでした。当然です。

病人にとって一番欲しいものは健康です。病人だけではなく、万人の願いです。

でもね、私が脳外科病棟に勤務している時に、それとは全く関係ない内容の短冊が有ったのです。

優太君ママ

当時勤務していた病院の脳外科は2病棟に分かれていて、私が勤務する脳外科は子どもがメインでした。

水頭症・モヤモヤ病・脳腫瘍・狭頭症などの患者様が入院していました。

その中に、優太君という3歳の男の子が入院していました。脳腫瘍の治療のために入退院を繰り返していました。

ママは保育士さんで、自分に厳しくしっかりママでした。勤務する保育園で初めて育休を勝ち取ったとその一部始終を語ってくれました。

当時私はなす子を・優太君ママは第2子を妊娠していて、年齢も近くお互いフル勤務だったのでとても話が合いました。

なす子を無事に出産し育休が明ける時に、脳外の師長さんが私を呼び戻してくれました。看護部長に頼んでくれていたようです。

復帰して暫くして、七夕の季節に優太君が又治療の為に入院してきました。

各病室に回って短冊を2枚ずつ配りました。余った短冊は笹の横に「ご自由にお使いください」というメモと伴に置いておきました。

日に日に賑やかになっていく笹。当時入院患者様は小児が多かったので沢山の飾りを作ってくれたり、短冊を笹に吊るす手伝いをしてくれたりしました。

そこで、ふと目にした短冊にこう書かれていました。

印象に残る願い事

「優太と優斗がいつまでも一緒に遊べます様に」

読みやすくしっかりとした字体で書かれていたので、優太君のママが書いた短冊だと一目見てわかりました。

一緒に飾り付けをしていたスタッフが、私の視線に気付いて「あ~。優太君の弟君、ダウンちゃん(ダウン症)だったんだって。

そのスタッフの言葉を聞いた瞬間に、私はこの短冊に綴られた願いの重さに押し潰されそうになりました。

完治することはなく長く生きる事を許されない優太君ダウン症の為に成長がとてもゆっくりな優斗君。
本当に本当に、いつまでも一緒に遊べたらいいですね。

優太君が脳腫瘍で余命幾ばくも無く・・・・次男君もダウン症だったんだね。優太君ママは沢山の想いを乗り越えてここまで来たんだね。

神様、このお願いをどうか叶えてあげてください・・・・そう思わずにはいられませんでした。今、思い出しながら泣けてきます。

優太君ママの短冊から「何気ない日常が最高に有難い事で幸せな事」だとまざまざと見せつけられた思いでした。

その後も沢山の短冊に出会ってきましたが・・・・これほど強烈に私の心に刺さる短冊はこれから先も無いと思います。

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ABOUT ME
看護師なすりん
看護師になって約30年です。 家族4人(夫:なすおやじ)・子供(なす子・なす太郎)です。 子供に手がかからなくなり、自分の時間を楽しんでいます。