若さは強さを持ち合わせる
隠居って夫婦じゃなきゃ意味が無い･･･
そう思うのは我が家であって、
皆さんが当てはまるとは思っていません。
結婚して配偶者への想いが変わらない人はまれだと思います。
人は変わるし、思いも変わるからです。
若いうちは配偶者に対しての不満を爆発させる事は容易です。
だって最悪見切りをつけて一人で暮らしをしていけばいいからです。
若さとは本当に素晴らしいと思います。
若いと瞬発力や実行力を発揮することは難しくありません。
年を取っている時よりも。
若さは強くも有れるのですね。
「老い」と「生」
若いうちは怖いものが少ないような気がします。
自分で何でも出来るからです。
でも･･･年を取ると、
若い時に容易く出来ていたこともだんだんと
人の手を借りなければ出来なくなっていきます。
それが「老い」だから仕方がないのですが、
年とともに寂しさ増大しているような印象が有ります。
この感覚は若い方には理解してもらえないと思います。
私は看護師として病棟勤務をしているとき、
「生」
についてものすごく考えさせられました。
悪性新生物（癌）による入院=青天の霹靂で全くの想定外を
体験された患者様が話す言葉の重みをひしひしと感じ、
自分事として捉え生きてきました。
そういった意味で
「患者様は私にとって人生観構築するための先生」だった
と言っても過言ではないような気がします。
突然の出来事で想定外に早い別れの予感に、
「こんなはずじゃなかった」
という言葉を幾度となく聞いてきました。
そしてあんなにも嫌悪感を抱いていた配偶者が
患者様の心の拠り所と変わって行くのを目の当たりにしました。
でもこのケースはまだ恵まれていると思います。
感謝でお別れが出来るからです。
この「感謝でお別れ」は簡単そうで実際はとても難しいことだと思います。
私の母も実はこれが出来ずにお別れをしました。
これに気付いたのは多分つい最近だと思います。
ほぼ全否定だった父の事を肯定的に話すことが少しずつ増えてきているからです。
長い結婚生活の中では、
一括りには言えないような沢山のドロドロした事の１つや２つは
誰しも持っていると思います。
でも･･･立ち止まって考えてみると、
悪いのは相手だけでしょうか？
自分には非は全く無かったのでしょうか？
鏡の法則
私は最近気付きました。
相手に対して抱く嫌悪感。
その起因となることを、された側もどこかで同じようなことをしているという事を。
これも母を通して学びました。
母が辛かったと嘆いていた事と同じような事を周囲の人にしている事に気づいたからです。
巷で言われている、「鏡の法則」というものでしょうか。
そう考えると、
今 目の前の腹が立つ事を許さないっておかしいような気がしました。
自分だってどこかで同じようなことをしているかもしれない、
むしろ先に配偶者に同じ事をしていたのかもしれないし･･･
そう考えると配偶者だけを非難出来ない。
せっかくご縁が有って･･･
結婚までした旦那さん。
年を重ねるにつれ、
精神的な支えにお互いなっていくのだと思います。
そうです。
年を取ると、一人では満足に一つの事をこなすことが出来なくなる。
年を取ると、夫婦2人で１つ。
半人前＋半人前＝１人ってことなんだと思います。
いつかやって来る別れの日に、
「ありがとう。幸せでした。」と穏やかに伝えたい。
今世の喜怒哀楽を共有したい
なすおやじは現在単身赴任中です。
楽しい事や嬉しい事を共有することが難しいです。
今はなす太郎となす子の学費も必要だから、
この生活を続けるけれど･･･
もっともっと喜怒哀楽を共有したい。
自分でまだ自分の事が出来るこの50代のうちから･･･
そう考えたのは、
ゆっくりとした時間の流れの中で、したいことが出来る幸せをついこの間垣間見たからでした。
なすおやじとの２人きりの温泉宿宿泊。
豪華ではない木賃宿だったけど本当に楽しく本当に幸せを感じ
「あー、なんかこの感覚をずっと味わっていたいな。」
そう思ったからです。
失ってからでは遅いです。
現状に色んな思いが去来される方も。
きっといつかは気付いて下さると思います。
今与えられている環境が素晴らしいものだという事を。
失ってからでは満喫できません。
今有るうちに感謝して、その感覚を享受したい･････
そんなわけで、夫婦で隠居したいという気持ちに変わったのでした(笑)
半隠居！実現させます！
老後2000万円問題で大騒ぎしてからしばらく経ち、
何事も無かったかのような日々です。
我が家は真剣に隠居後生活について考え、
1日でも早く隠居生活（うーん。隠居ではないですね。バイトするから。
半隠居ですかね？(^_^;)）出来るように知恵を絞りたいと思います。
応援して下さる方はよろしくお願いします。皆様も素敵なブログに出会えます様に！！
