先月末に国家試験の合格発表があったね。医療系の国家試験は合格率が高いです。それは簡単だからという理由ではありません。医師をはじめ、国家試験に合格するためにはそれ相当の勉強をしないと合格しません。
今から看護を目指すあなたは「どの学校にしようかなあ。」と夢を膨らましていることでしょう。学校を選ぶ理由って色々あると思います。その中で気になるのが「国家試験の合格率」だね。
どこの学校も「今年の国家試験合格率○○%達成!!」なんて書いているけれど・・・なすりんは国家試験合格率を重要視していません。それを今回伝えたいと思います。
1.受験生が国家試験合格率を気にする理由
2.2019年看護師国家試験合格率
3.入学者、国家試験受験出願者・受験者・合格者のからくり
4.看護師国家試験は落とすためではなく、看護師を増やすための試験
1.受験生が国家試験合格率を気にする理由
これは改めてなすりんが説明するまでもないかもね。合格するためには「受験対策をきっちりしてくれる」「授業が充実している」事が大事だって普通考えるよね。
これに関しては私立の方が手厚いと思うよ。なすりん達は国家試験の対策は自分でやってました。学校はノータッチだったのです。
私立はやっぱり合格率が低いと印象が悪くなるから、手厚く対策をしてくれている様です。なすりんは3年前になす子と「医療センター(国立)」・2年前になす太郎と「私立4年制専門学校」のオープンキャンパスに参加した時にそう思ったよ。
でもね、受験生のみなさん!!「受験対策をきっちりしてくれる」「授業が充実している」=合格率くこの学校が第一候補!!とは一概に言えないよ!!
2.2019年看護師国家試験合格率
医療系の国家試験の合格率は、他の国家試験に比べて高いです。これは政府の施策だとなすりんは思ってるよ。
急速な少子高齢化社会・2025年には団塊の世代が後期高齢者になり医療従事者の絶対数を増やさなくては対応できなくなってきていると思うのです。だから東南アジアから「介護士」さんを受け入れるようになってきているんだと思うよ。
具体的に108回看護師国家試験の出願者64,153名・受験者63,603名・合格者56,767名で合格率は89.3%でした。これは既卒者(現役では合格できなかった再受験者)も含まれています。新卒のみの場合は、出願者58,622名・受験者58,308名・合格者55,216名で合格率は94.7%でした。保健師・看護師・助産師合格率を詳しく知りたい人は厚労省のこちらのページを見てね。
3.入学者、国家試験受験出願者・受験者・合格者のからくり
受験を考える学校のホームページを見ると、入学者と国家試験出願者・受験者の人数が違うことに気付くと思うよ。(全部の学校が全ての情報を公開しているわけではありません)
入学から国家試験受験まで、だいたいの人は階段を1段ずつ踏み外さずに登って行きます。でも・・・・
- 看護の道が自分に合わなかったり、様々な理由で退学や休学をした人
- 単位が取れず進級できなかった人
- 卒業試験に合格しなかった人
これらの人達は、国家試験を3または4年後に受験する事が出来ません。出願者と受験者が違う要因の一つでもあるのが「卒業試験に合格できなかったから、出願はしたけど受験できなかった」人がいるからです。
私立の場合、学校によっては「この子は国試(国家試験の略)に絶対通らないから、卒業試験に合格させないでおこう」とか、「国試に絶対受からないから(この学校の合格率を下げてしまわないように)今年は受けさせないようにしよう」とか実際あるそうです。
だから人数が合わない事が起こり得るのです。
4.看護師国家試験は落とすためではなく、看護師を増やすための試験
看護師は「AIが充実化してもなくならない仕事」の代名詞だとよく言われているよね。さっきも言ったけど、今後はさらに看護師不足になっていくと思うよ。
だから、国は落とそうとするために試験をするんじゃない、増やしたい・・となすりんは思うよ。「でも人の命を預かる責任ある仕事だから、それなりのハードルを超えないと看護新資格は与えられない」って国は考えていると思うんだ。
だから真面目に勉強して、真摯な気持ちで実習に臨み・・・国家試験を受けるとあなたはどこで学んでもきっと国試現役合格できるでしょう。国で定める国家試験受験資格を取得するための「カリキュラム」はどこの学校もクリアしてるので、後はあなた次第です!!
学校によって合格率が違うっていっても・・・微々たる違いです。そしてよっぽどの事が無い限り合格します。
なすりんは、学校を選ぶときはもっと他の事を重要視しています。次の機会にそのことは話すね。
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