昨日から話が少し逸れるのですが、、、
Aさんは、、、お嬢様育ちです。
私やSさんに比べると、遥かに。
正しくは、、、Aさんのお母様は正真正銘お嬢様育ちだと思います。
Aさんは出自について、多くを語らず自慢もしませんが、話の中に溢れ出るパーツを組み合わせると、、、多分合ってます。
お母様の実家は、、武家だった模様。
廊下には槍を引っ掛かる金具が残っていたり、
4畳と2畳が続き間になっている部屋が有り、、
2畳の間で身支度をして、4畳の間で切腹する「42部屋」が有ったと話してました。
お墓問題の話になった時、お位牌がダンボール3箱分有ると言っていたけど、、
歴史が古い家系で、由緒正しい家柄だと想像するに容易いです。
親戚は医師が多く、東京で大病院を経営しているし、、、
お父様とお母様は職場結婚だったそうですが、
何故母が父と結婚したのかわからない。
と言っていました。
それでも、Sさんはご主人とお父様を比較して
主人も父ぐらい稼いでくれたら良かった。
とよく耳にしました。
私からすると、、、昨日も言いましたが、、
地方公務員ではありますが、知事の側近をするくらいの人なので当該県では高収入に値すると思います。
同志社卒の全国転勤が有る会社で働いていたお父様。
3人娘にやりたい事をさせてくれた。
習い事も（1人3つずつ）、進学も希望通りさせてもらえたと話し、、、
Aさんはクラッシックバレエと日舞をしていたと話していました。
クラッシックバレエや日舞なんてお金のかかる習い事をさせてもらえるなんて、、やっぱりお嬢様育ちだったのだと思います。
私やSさんからしたら、遥かに。
Aさんに比べると、、、
私もSさんも贅沢をさせてもらえたエピソードは有りません。
Sさんはお父様が転職を繰り返すので、家計を支える為にお母様はずっとフルで働いていたそう。
常にお金が無いアピールをされていたし、
幼ながら自分で考えて行動していたと言っていました。
高校生からバイトを始めて、それ以来お小遣いをもらった事が無かったと言ってました。
ウチが貧乏だと思っていたから。
だそうです。
だから、自分で何とかしなくちゃいけない！と危機感の中で、お金に向き合う機会が多々有ったのだと思います。
私だってそう。
子供はお金の心配はせんでいい！
そう母に言われて来ましたが、、、
その尻から
今月も足りひん（お金）
とよく愚痴を言ってました。
ある時に耳鼻科に行きたいと言ってもお金が無い事を理由に、次の給料をもらってからと断られた事も有りました。
服を買う時は高い物を買ってはくれましたが、ほとんど買ってくれる事は無く同じ服ばかり着ていました。
私は安くてもいいから、沢山洋服を持っている友達が羨ましかったし、、、
外食なんてほとんどした事も無かったです。
祖母と同居するまでは仕送りをしていたからと、、
話せば長くなるのですが、母のお金の使い方が下手くそだったのが理由だと思います。
父も母も姉もお金が有ったらすぐに使う人でした。
父と姉の場合、無くなれば我慢するだけですが、、
家計を回す母はそうも行かず、、、
いつも加入していた簡易保険からお金を借りていました。
入金した金額の９割を貸してくれるのですが、当然利息を払わなければなりません。
他人に借金するんと違う。自分のお金やから！
が口癖でしたが、自分のお金に利息払うなんて馬鹿らしいといつも思っていました。
だから私はお小遣いを貯めていました。
私もちびまる子ちゃんのまるちゃんの様にいつも思ってました。
1人っ子はお金持ちでいいな。何でも買ってもらえて。
と。
兄弟が増えると、子供費が分割されて1人当たり使ってくれる金額が減る事に、小さい時から気付いていました。
そんなふうに、、
私も小さい時からお金に向き合っていたのです。
お金が無く雑草の様に育ったSさんと私。
お金に向き合う事の連続だったので、それが家庭を持った時に生かされているのだと思います。
子供の頃はお金持ちのお嬢様を羨ましく思ったけれど、、、
Aさんを目の当たりにすると、雑草の様に育って良かったと思う事でした。
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