子供の頃から姉を見ていて、、、努力の人だなぁと思っていました。
自分の目標に向かってコツコツ努力を続け、夢だった職業に就く事ができました。
一方持続力の無い私は、そんな姉を尊敬していました。私の持ってない部分だったので。
でも、、、、
如何せん要領が悪いのです。
私が如実にそう実感したのは小学6年生の時。
ある日中学2年生の姉が泣き狂っていました。定期テストの勉強をあんなに頑張ったのに、良い結果が得られなかっと。
そんな姉を母がなだめて、頑張っとったのになぁと慰めていた光景をいまだに覚えています。
でも、私はあんな勉強法じゃダメだと思ってました。
自分で試験範囲に山を張って自分でテストを作り、当時1枚30円だったコピーを10枚する為にお金を300円もらって、それを10回やってテストに挑んでました。
幼ながらにそれを見て、山が外れたら終わりなのにテストを作る手間・コピーに行く手間・お金がもったいないわと思ってました。口にこそ出しませんでしたが。
私は教科書命だと思ってたので、当時発売されたばかりのチェックペンを母に買ってもらい、ひたすら教科書を覚えていましたが。
と言うか、幼い時から私の方が姉と比べて要領が良かったのだと思います。
掛け算の九九も、幼稚園児だった私の方が先に覚えましたから。(その時母は私の事を褒めてはくれず、そんな早う覚えんでいい!と言われただけでした。苦笑。)
私はリレーの選手だったし、マラソン大会でI位になった事も有ります。
作文も新聞に掲載されたし、絵のコンクールで入賞もしましたが、、、
私が手にした物を姉は1つも手に入れる事が出来ませんでした。(手前味噌発言、すみません。)
学生時代も、、、
保育士試験(8科目の試験に合格したら、学校に行かずとも資格の取得が出来る)を受けたのですが、姉は3年で合格しましたが私は2年で合格したし、、、
クイズ番組(パネルクイズアタック25)の出場予選会に姉と行きましたが、私だけ最終選考まで進みました。(出場は出来ませんでしたが。笑。)
だからなかな?
ある日姉が言いました。
「私はお姉ちゃんなのに、なすりんより出来ない。」「お姉ちゃんの私の方が出来ないといけないのに。」
と。その時の寂しさと悔しさを入り混ぜた様な姉の顔を今でも覚えています。
その他、、、、
姉は母の顔色を異様に伺う子供でした。
母は昔から感情を露わにする人で、機嫌が悪い日が多々有りました。
そんな時姉は、「私、何か悪い事した?」といつも母に聞いてました。
大人になってから、これについて姉も語ってました。
母の機嫌の悪い日は、私が何かしでかしたのかと心配だったと。
私は、悪い事をしたら母ははっきり言うと思ってました。悪い事をしなくても日頃から私だけは否定されていたので。
多分、、、姉は自分に自信が無かったのでしょう。だから母の機嫌が気になってしまう。自己肯定感の低さの表れだと思うのです。
又、ある日みんなで夕飯を食べている時に父に姉は聞きました。
「お父さん、私となすりんどっちが好き?」
と。その返答が不本意だったらしく、不満気な顔になったのを私は見逃しませんでした。
続きます。
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