健康寿命を意識して、人生を楽しみます
なすりんの徒然

卑下erと呼ばれて

昨日の続きです。

自分に自信の無い私はずっと卑下していました。

卑下する事で、これ以上私を否定してくる人は少ないだろうと思ったからです。

怖かったのです。

否定される事が。

否定される事に対して、敏感になっていたのだと思います。

学生時代の友達には、自分をわかってくれているという信頼関係が有ったので、卑下をせずに付き合う事が出来ましたが。

私の目論み通り私が卑下すると、母以外の人からは否定される事は有りませんでした。

そんな生活を続け、就職で上京しました。

田舎育ちの私とは全く違う、キラキラしている世界

信濃町に有るこの病院で勤務する人達は、医師も看護師も超インテリで洗練されて尊敬しかなかったです。

そんな中、自信の無い私が何故東京に行ったか、、、、。

首都で行われている最新の医療を学びたかったというのと、、、勢いかな?笑。

同級生の1/3は関東圏に就職だったから。

今でも旅行の計画を立てているRちゃん。Rちゃんも又、私と違う東京の病院に就職しました。

私達レベルで東京に出れたのは、、、当時3k(汚い キツイ 給料安い)と揶揄された時代だったので、看護師のなり手が少なかったからだと思います。

時代が良かったから、私は就職出来たのです。

九州の田舎から出てきて田舎丸出しの女子が、渋谷のハチ公前に集合して、、、、

職場の愚痴や彼が出来ただの、、、憂さ晴らしをみんなでするのを楽しみにしていました。

学生時代の友達は私にとって、最高の仲間で大変な事が有っても、支えて合う事が出来たから、、、

気後れしながらでも、仕事を続けられたのだと思います。

そんな毎日を過ごしていたら、、、

ある日、2歳上の先輩に言われたのです。

「なすりんは卑下erだよね。」

「なすりん、そんなに卑下しなくてもちゃんとしっかり出来ているよ。卑下したらなすりんが可哀想だよ。もっと自信持っていいんだよ。」

、、、、。

え?私が自信持っても?

そう思えた瞬間でした。

同期が優秀だったから。余計に自信を無くしていました。

みんな厚生女子学院出身だったのです。(今は看護医療学部。当時は看護学校だった。)

同期だけではありません。病棟に他卒は私含めて3名しかいませんでした。

その先輩に、

「私が自信持ってもいいのですか?同期みんなすごく出来るし、大丈夫でしょうか?」

と聞くと

「大丈夫。みんな同じだよ。だってM(同期)さ、この前こんなミスしてたよ。」

え?知らなかった。

みんなに比べて出来の悪い私だと思ってた。

同期は何でも話せる仲間だと思い、時々同期だけで食事に行ったりしたけど、、、

その時に、私がしたミスを話したら同期は

「そうだったんだ。」

しか言ってくれなかったけど、、既に私と同じミスをしていたんだ。

黙っていただけだったのね。それがわかった瞬間、ちょっと淋しく、、、

又、張りつめていた緊張の糸が切れたような気がしました。

そこからです。

私が自分の事を大丈夫だと、少しずつですが自信を持てるようになったのは。

その後も先輩達は贔屓せず、適正な評価をしてくれている場面を、あちらこちらで垣間見ました。

上司は誰に対しても悪い所は正してくれ、良い所は評価してくれる、人間味の有る尊敬出来る人達でした。

ここで卒後3年間、勤務させていただき感謝しかありません。

この3年間で得たものは、、、最先端の医療と自信でした。

今考えると、卑下erって面倒くさいですよね。

普通でいいのに、かまちょみたいで。

そんな私に自信を取り戻すきっかけをくれた先輩Hさん。

途中で朝日新聞の医務室に転職したけど、、、

お元気ですか?そして、、、感謝してます。

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ABOUT ME
看護師なすりん
看護師になって約30年です。 家族4人(夫:なすおやじ)・子供(なす子・なす太郎)です。 子供に手がかからなくなり、自分の時間を楽しんでいます。