みかどホテルの露天風呂に入ってる時の事。
夜は景色が見れないから、朝なら見れるかなーって思い5時に温泉に向かいました。
通常、温泉に行ったら3回入浴します。夕飯前と夕飯後と朝。
でも今回は夕飯の時間の関係上、2回になってしまいましたが。
回数が少なくなった分、朝は長く入りたいと思い、そして「一番風呂、頂きまーす♪」とご機嫌に急ぎました。
道中のランタンが長崎情緒を感じさせてくれます。
5時からだったのですが、既に若い方が湯船に浸かってました。
私はサウナへ。後から入って来た関西弁を話す方に「関西からお見えですか?」と尋ねると、
「やっぱりわかります?大阪が長かったんです。7年前の定年まで居ましたわ。」
いやいや、そのイントネーションは大阪出身の私じゃなくてもわかるよ。笑。と思いました。
その方は我が家と同県在住との事。福岡と長崎ナンバーの車が多かったので、驚きました。話が盛り上がりましたが、、、
のぼせそうで、私はリタイア。それから露天風呂に行きました。
白い。
残念。霧が凄い。
夜明けには晴れてくれるかなー、、と淡い期待を抱きながら露天風呂に浸かりました。
霧は濃いものの、空気は美味しく温泉は気持ちいいし、開放感に浸れご機嫌でした。
そこへ、恰幅の良い80代と思しき人が入って来ました。
「ふー、温泉が1番のご馳走。」
その言葉に続けて、
「87歳。介護の仕事をしてる。」
と、話しかけてきました。
「素晴らしいですね。尊敬します。」私はびっくりして答えました。87歳で仕事をしよう思う原動力に尊敬です。
その方は30年前から同じ職場で介護の仕事をしている事。今は食事介助がメインで火・金曜日に3時間、電車で通勤してる事を話てくれました。
「久留米から20〜30歳若い同僚が車で連れて来てくれた。毎年誘ってくれて4人で温泉を楽しんでる。有り難いの。」
生き生きしながら話す姿を見ると、今の生活は本当に充実しているんだなー、、、と思いました。
ニコニコしながら、自分が如何に恵まれているかを話し、幸せだ感謝だと語っていました。
「私はサウナが好きだから,サウナに行きます。」
と行って、去って行かれました。
「えー!87歳でサウナ?高齢になると体はドライになり、すぐ脱水とか起こすんじゃない?」
という危惧は取り越し苦労に終わりましたが。
お嫁さんとお孫さんと3人で暮らすこの方は、周囲に愛される事がありありと伝わってきました。
これまでの生き方が手に取るようにわかりました。きっと周囲に沢山の愛を注いでこられたのでしょう。
今回,生き方について考えさせられました。
人それぞれ幸せの尺度は違い、生き方は千差万別。
私は私が幸せだと感じる生き方で、残りの人生を感謝しながら謳歌したいと思います。
追伸:結局、霧で景色は楽しめませんでした。苦笑。
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